注文住宅の室内に吹き抜けを設けるメリット・デメリットとは?

公開日:2023/08/15  


これから江南市で注文住宅を建てたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。室内に吹き抜けを設けたいと考えている人もいるでしょう。吹き抜けを設けるメリットとデメリットを紹介します。吹き抜けの設置にかかる費用も紹介するので、予算の範囲内で室内空間をアレンジしてください。

注文住宅の室内に吹き抜けを設けるメリット

メリットを4つ紹介します。明るくて開放的な空間で生活を送れるようになるので、心身ともに元気に過ごせるでしょう。

冬も室内が明るくなる

太陽の日差しが入りにくい冬でも、室内が明るくなるのがメリットです。明るい住宅にしたい人や、人工照明を使用する時間を短縮して光熱費を削減したい人におすすめです。

日向ぼっこに向いている

成長期の子どもにとって太陽の光に当たることは重要です。日光浴を日常的に行うことで、体内にビタミンDが作られます。また、日向ぼっこは子どもだけではなく、大人にとってもメリットがあります。忙しい現代人のなかには、体内時計の乱れから体調を崩してしまう人がいます。太陽の光を浴びると体内時計が狂わなくなるので、毎日を健康的に過ごせるようになります。

部屋を広く認識できる

都会の注文住宅の面積は狭いことが多く、すぐ隣に住宅が建てられていることも珍しくありません。そのため、部屋が狭く感じてしまうことがあるでしょう。吹き抜けを設けると部屋を広く認識できるようになります。人間は空間の広さを高さで認識しているところがあるので、狭さを感じにくくなっています。精神的にもリラックスして過ごせるでしょう。

家族とコミュニケーションがとりやすくなる

フロアごとの仕切りが取り除かれると、自然と家族とコミュニケーションがとれるようになります。家族の気配を感じられるようになるのがメリットです。また、上の階と下の階に移動する経路上にリビングを設けると、家族と顔を合わせられるようになります。

注文住宅の室内に吹き抜けを設けるデメリット

デメリットを5つ紹介します。電気代の節約を考えている人や、メンテナンス費用を抑えたい人には向いていない可能性があります。

熱効率が低下する

空間を広くすることでエアコンの効きが悪くなります。夏は冷房が効きにくく、冬は暖房が効きにくくなります。そのため、光熱費を節約したい人に向いていません。何かしらの工夫が必要です。

強度面が心配

ガラス張りにすると、太陽の光が室内に降り注ぎますが、それとトレードオフの関係で強度面が心配になります。耐震性能とガラスの強度に不安を抱えることになるでしょう。

プライバシー面で心配

太陽の光をたくさん取り入れている住宅は、隣の住宅や通行人からの視線に晒されることになります。カーテンで目隠しすることも可能ですが、それでは太陽の光が十分に室内に入ってきません。樹木や外構を上手に活用しましょう。

音と臭いの問題

大きな一室の空間を家族と共有しているので、音と臭いが広がります。臭いはキッチンの換気扇を上手に活用しましょう。音が気になる場合は、個室タイプのリビングを設けるなどをして工夫しましょう。

高所のメンテナンスの問題

高所のメンテナンスを行うときは業者に依頼する必要があります。そのための費用が発生するので準備しておきましょう。

吹き抜けの設置にかかる費用の目安

ある程度まとまったお金が必要になります。

200万円程度は必要

注文住宅で吹き抜けを設置するときの費用は、最低でも200万円程度といわれています。現在の住宅に吹き抜け工事を行う場合は100万円程度で済みますが、ある程度のまとまったお金が必要であることは認識しておきましょう。

吹き抜けをつくる際に注意するべきポイント

4つのポイントを紹介します。快適な暮らしを実現するために、デメリットを解消しましょう。

強度を優先して考慮する

間取りを優先するべきか、強度を優先するべきか悩む人もいるでしょう。ますは強度を優先して考えるようにしてください。木造住宅でもコンクリート造と同じ程度の強度が求められます。

換気設備を付ける

1階と2階では室内の温度差が激しくなるので、それを解消するために換気設備を付けましょう。空気が停滞するのを防止します。

寝室や部屋の配置に気を付ける

音が響きやすくなっているので、静かに過ごしたい寝室や部屋の配置に気を付けましょう。1階の物音が響かない場所に寝室や部屋を設けるようにします。

寒さ対策に気を付ける

家を覆い被せる機能を持っている断熱材にこだわりましょう。断熱材は安価なものもありますが、防火性の優れているものを選択するようにしましょう。寒さ対策になるだけではなく、いざというときに住宅を守ってくれます。

まとめ

吹き抜けのある住宅は、開放感を味わえるので狭い住宅でも広い空間のように認識できます。予算は200万円程度必要となりますが、吹き抜けを設けるデメリットよりもメリットが上回ったときに設置を検討してみましょう。熱効率が低下するのを防止するために換気設備を付けることや、プライバシー面で心配な場合は、樹木や外構を上手に活用するなど、デメリットを克服するための対策を講じていきましょう。自分が納得できる住まいをかたちにしてください。

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