注文住宅の内装選びは難航しがち!決め方のポイントを知っておこう

公開日:2022/02/15  最終更新日:2022/02/08


注文住宅ではさまざまな工程があり、内装のデザインを決めることは楽しいポイントの一つです。しかし、理想と予算のバランスやデザインに悩みすぎて内装選びが難航してしまうことがあります。そこで本記事では、理想の注文住宅が完成するよう内装デザインの種類や特徴、注意点について解説します。

注文住宅の内装決めが難航してしまう理由

注文住宅は、規格住宅とは異なり完全自由設計で理想を詰め込むことができる点が最大のメリットです。そのため、注文住宅では施主とハウスメーカーの担当者や設計士、インテリアコーディネーターなど各部署の担当者が連携しながら家づくりを進めていきます。

そして、数ある家づくりの工程の中で、内装のデザイン決めはもっとも楽しいポイントです。なぜなら、壁紙や床材を組み合わせ、たった一つの住宅を完成させることは家づくりの醍醐味だからです。しかし、楽しいはずの内装決めが難航してしまうケースも少なくありません。

そこで、なぜ内装決めが難航してしまうかを理解しておくことで、対策を行いスムーズに内装決めを進めていくことができます。

まず、内装のデザインが多すぎるということが理由として挙げられます。SNSやインターネットの普及により、簡単に情報収集ができる時代になりました。そのため、他の住宅の内装を参考にして情報を集めているうちに混乱してしまうのです。

次に、家具や家電との相性が悪く、イメージと異なる仕上がりになってしまうことも難航する理由です。また、内装のデザインにこだわるあまり使い勝手を考慮していなかった、家族間で理想としている内装が違うということも難航する理由です。

注文住宅の内装デザインの種類とそれぞれの特徴

内装デザインを決める際は、どのようなデザインの種類を希望するかを決めておくことでスムーズに工程を進めていくことができます。しかし、内装デザインの種類は無数になるため、代表的なデザインについて紹介します。

モダン系

モダン系のデザインは200年以上前から存在するトレンドに左右されにくいデザインです。無駄を省いたシンプルで都会的な印象が特徴であり、すっきりとした空間に仕上がります。日本では和の要素を組み合わせた和モダンというデザインも人気です。

海外系

北欧やアジアといった海外の住宅のデザインを取り入れた内装も、人気の高いコーディネートです。海外の映画に出てくるようなおしゃれな印象に仕上げることができ、どこの地域のデザインを取り入れるかによってデザインが大きく変わります。

ナチュラル系

天然木の質感を生かし、温かみのある空間が特徴のナチュラル系は、飽きのこないデザインが魅力です。また、インテリアや間取りに馴染みやすく、珪藻土や漆喰などの他の自然素材との相性がいいことも特徴です。

シック系

落ち着きのある空間にしたい方は、ダークトーンを基調とするシック系のデザインがおすすめ。インテリアとバランスよくトータルコーディネートすることで、大人らしい高級感のある空間に仕上げることができます。

注文住宅の内装を決めるまでの流れ

内装のデザイン決めにはハウスメーカーによって工程が異なりますが、大まかな流れは同じです。そして内装デザインの手順を知り、準備しておくことで理想の内装デザインに仕上げることができます。

まずはSNSやインターネットを活用して、多くの施工事例を確認します。そして、気に入ったデザインがあれば保存し、具体的にどのような内装にしたいかをイメージしましょう。そして、内装デザインのイメージが固まったら、家族で意見をまとめます。家族間でなかなか意見をまとめることができない場合は、コーディネーターを交えて話し合いを行うことがおすすめです。

そして、家族間でイメージを共有できたら、実際にデザインを決めていきます。内装デザインでは、床の材質やカラーをはじめ、壁・天井のカラー、キッチン・建具の設備、照明・カーテンなどを決めていきます。

注文住宅の内装を決める際の注意点

デザイン性が高く、住みやすい内装デザインに仕上げるためには、情報収集はもちろん注意点についても理解しておくことが大切です。

まず、アクセントを詰め込みすぎないことがポイントです。さまざまなデザインやカラーを詰め込みすぎると統一感を失い、デザイン性に欠けてしまいます。そこで、基本はベーシックなカラーを使用し、アクセントで鮮やかなカラーを使用するなどがおすすめです。

次に、トータルバランスを考えることが重要です。内装決めでは、それぞれのパーツごとにデザインを決定しますが、必ずトータルバランスを考慮しておく必要があります。つまり、部屋全体を見たときの印象を考えながら内装を決めていくことで失敗を防ぐことができます。

そして、実物サンプルを見て内装を決めることも失敗を防止することにつながるようです。サンプルはカタログだけではわからない質感や触り心地を確認でき、イメージ通りの内装に近づくことが可能です。

まとめ

注文住宅の醍醐味である内装デザインは、ポイントや注意点を理解しておくことが大切です。なぜなら、準備なしに内装決めを行うと、イメージと異なる内装になってしまったり、家族と意見が合わずに打ち合わせが難航してしまったりするから。そこで、家族とイメージを共有し、積極的に情報収集を行うことがおすすめです。また、アクセントを詰め込みすぎず、全体のバランスを考えてデザインすることも内装決めの成功の秘訣です。

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