注文住宅では多くの家で採用されているダイライトとは?どのような役割がある?

公開日:2022/08/15  最終更新日:2022/07/14

ダイライトとは?

壁材としてさまざまなメリットをもつダイライト。この記事では、そんなダイライトの魅力にせまります。ダイライトの原料から、どんな住宅に最適なのかまでご紹介します。注文住宅を建てようとしている人はもちろん、高性能な壁材に興味がある人もぜひチェックしてみてください。

ダイライトとはいったい何か?

ダイライトとは、無機質原料である火山性ガラス質複層板でできた建材です。火山性ガラス質複層板とは、主成分が火山性のガラス質と鉱物繊維でできています。

ダイライトは、これらの原料の性質からさまざまな特徴を持ち合わせています。とくに耐久性が高く、軽量でもあることは重宝され、多くの住宅で採用されるようになりました。

ダイライトはどんな特徴・利点があるの?

ここでは、ダイライトの魅力を4点取り上げてご紹介します。地震や台風に強いこと、耐火性に優れていること、一般的な構造用合板の約8倍もの透湿性をもつこと、シロアリ対策にも有効であることです。ほかにもシックハウス症候群にかかりにくいことや、軽いことなど、多彩な利点があります。

地震や台風に強い

ダイライトは面で支える耐力面材として注目されています。強い力がかかっても力を面で分散できるため、耐震性が高いのです。ダイライトを使って住宅を建てれば、最高強度である壁倍率物5.0が実現できます。

実証実験では、ダイライトを使用した住宅は震度7の地震の揺れにも倒壊しませんでした。このように地震の揺れにも台風の風にも強い住宅なら、万が一、災害が起きても安心できるでしょう。

耐火性に優れている

ダイライトは防火構造に認定されているほど、火災に強いです。ダイライトとともに防火サイディングという防火材料を使用すれば、さらに安心できるでしょう。類焼や延焼するリスクを減らせます。

一般的な構造用合板の約8倍もの透湿性をもつ

ダイライトの優れた特徴を挙げる際、ぜひお伝えしたいのが透湿性です。ダイライトは取り込んだ湿気をすみやかに放出します。湿気の通過しやすさを示す透湿抵抗値と呼ばれる値があります。しかし、ダイライトは透湿抵抗値が一般的な構造用合板の約8倍もあります。優れた透湿性をもっているといえるでしょう。

一般的に、生活で発生した水蒸気は壁内部に入り込み、壁内で結露を引き起こします。この結露は壁内部の湿度を上昇させ、建物の構造体を腐らせる一因になるのです。しかし、透湿性に優れたダイライトを使えば、結露を防ぐことができ、その結果、構造体の劣化を防げます。

シロアリ対策にも有効

ダイライトは、シロアリがエサにする成分を含んでいません。そのため、構造体に使われるほかの素材と比べて、高い防蟻性能があります。シロアリによる食害は、構造体の劣化を引き起こし、進行すれば建物が倒壊してしまうほどリスクの高いトラブルです。

防蟻性能の高いダイライトを利用して、シロアリ対策をおこなうのが得策でしょう。木材住宅に長く住み続けたい人にもおすすめの壁材です。

ダイライトは環境に優しく加工もしやすい建材

ダイライトは、エコな建材・加工しやすい建材としても知られています。エコな建材と言われる理由を3点、加工しやすい建材と言われる理由を1点ご紹介します。

環境に優しい理由(1)原料

ダイライトは、火山性のガラス質と鉱物繊維でできています。鉱石母岩の鉱物成分などを含む物質(鉄鉱スラグ)を原料にしてつくられたロックウール(鉱物繊維)と、火山性ガラス質材料(シラス発泡体)が主成分です。

これらの成分は自然界にあるもので、かつ鉄鉱スラグには製鉄後のスラグが再活用されていること、火山性ガラス質材料は、有効活用されていなかった未利用資源であることから、ダイライトは環境に優しい建材であるといわれています。

環境に優しい理由(2)燃やしたときに有害物質を出さない

ダイライトは無機質原料でできた建材です。そのため、燃やしても有害物質を出さず、地球温暖化の一因といわれる二酸化炭素も放出しません。

環境に優しい理由(3)断熱性に優れた壁材

ダイライトは断熱性が高い壁材でもあります。そのため、暖房や冷房などの使用量を抑えることができます。地球温暖化の一因といわれる、二酸化炭素の削減にも貢献する省エネルギーな建材です。

加工しやすい理由(1)軽くて柔軟

ダイライトは1平方メートルあたり45kgと軽量です。さらに柔軟性もあるため、加工しやすい建材といわれます。たとえば、切断・切り欠き・穴あけなどの工程が容易です。

建売住宅はもちろん、依頼主の要望に沿った多様な家を建てる注文住宅や、変形敷地・狭小敷地に建てる住宅においても、重宝される建材でしょう。

 

火山性ガラス質と鉱物繊維でできた建材であるダイライトは、耐震性・耐火性・透湿性・防蟻性が高く、シックハウス症候群にかかりにくいことや軽いことなどの多彩な利点があります。とくに透湿性は一般的な構造用合板の約8倍もの性能をもち、周りの構造体の劣化を防ぐ効果もあります。また、環境に優しいという一面をももつ建材でもあるのです。このように、優れているダイライトは加工しやすい建材であることから、注文住宅や変形敷地・狭小敷地に建てる住宅建築において重宝されています。

おすすめ関連記事

SEARCH

新着記事

最近の注文住宅で検討する人が増えているのが、高気密・高断熱住宅です。環境に優しい住宅として注目が高まっていますが、どのようなメリット・デメリットがあるかご存知でしょうか。補助金が適用されるZ
続きを読む
壁材としてさまざまなメリットをもつダイライト。この記事では、そんなダイライトの魅力にせまります。ダイライトの原料から、どんな住宅に最適なのかまでご紹介します。注文住宅を建てようとしている人は
続きを読む
高性能住宅を施工する工務店の多くはセルロースファイバーを使用しているのをご存知でしょうか。この記事では、そんな最強の断熱材とも呼ばれるセルロースファイバーの魅力にせまります。快適な家を建てる
続きを読む