注文住宅を建てる際に必要になる書類を事前にチェックしよう!

公開日:2022/12/15   最終更新日:2022/12/26


注文住宅を建てる際は、さまざまな書類を揃えなければなりませんが、揃える書類はそのタイミングによって異なります。書類を揃えるタイミングは、大きく分けると4つありますが、どのようなタイミングなのでしょうか。そこで今回は、注文住宅を建てる際に必要になる書類や揃えるタイミング、必要書類に関する注意点を解説します。

注文住宅を建てる際に必要になる書類

注文住宅を建てる際は、注文住宅の購入申し込みから引き渡しまでさまざまな書類が必要です。ここでは、注文住宅を建てる際に必要になる書類を解説します。

本人確認書類

本人確認書類には、運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカードが該当します。コピーではなく原本が必要です。

購入申込書

購入申込書は不動産会社で準備されていて、購入の意思を表すものです。住所や氏名などの個人情報、希望物件など必要事項を記入する必要があります。

住宅ローン借入申込書

住宅ローン借入申込書とは、住宅ローンの借り入れを申し込む書類です。金融機関によって書類の様式に違いがありますが、記入する内容は同じです。金融機関のホームページで書類をダウンロードすることもできます。

団体信用生命保険申込書兼告知書

団体信用生命保険とは、住宅ローンの債務者が万が一死亡もしくは所定の高度障害の状態になった場合に、生命保険会社から受け取る保険金で弁済する保険です。住宅ローンを融資する上で、団体信用生命保険の加入を条件としている金融機関が多いため、団体信用生命保険申込書兼告知書が必要です。

源泉徴収票・確定申告書

源泉徴収票や確定申告書は、住宅ローンを申し込む際に年収を確認するために必要な書類になります。紛失してしまった場合は再発行してもらいましょう。

住民票

住民票は、住んでいる市町村の役所の窓口またはマイナンバーカードを登録している場合は、コンビニで取得できます。

印鑑証明書

印鑑証明書も住民票と同様に、住んでいる市町村の役所の窓口またはマイナンバーカードを登録している場合は、コンビニで取得できます。

物件に関する書類

物件に関する書類は、売買契約書の写し、物件概要書、建築確認済証、間取図、重要事項説明書の写し、登録事項説明書、土地公図の写しなどです。必要書類は購入する物件によって異なるので、不動産会社に確認しましょう。

住宅ローン契約書

借主が一定の利息を付けて返済することを約束し、金融機関から借り入れるための契約書です。

抵当権設定契約書

借主が不動産を担保にし、もし債務を弁済できない場合に不動産を売却して、債権回収を承諾する契約書です。

必要書類を準備するタイミング

必要書類を準備するタイミングは4つに分けられます。

まずは、注文住宅の購入申込時で、必要な書類は、本人確認書類と購入申込書です。そのほかには、購入を検討している不動産物件のチラシやパンフレット、すでに借り入れがある場合は借入残高確認書があるといいでしょう。

次は売買契約の段階で、実印、本人確認書類です。手付金が必要になる場合もあります。

3つ目は住宅ローンの申込時・契約時で、実印、印鑑証明書、本人確認書類、住宅ローン借入申込書、源泉徴収票・確定申告書、団体信用生命保険申込書兼通知書、物件に関する書類です。

4つ目は注文住宅購入時・引渡しで、物件に関する書類、住宅ローン契約書、抵当権設定契約書、住民票、印鑑証明書です。

注文住宅購入時の必要書類に関する注意点

必要書類をそろえる際は、どのような点に注意すればよいのでしょうか。ここでは、注文住宅購入時の必要書類に関する注意点を解説します。

住民票の住所は購入物件の住所を求められる

住宅ローンを利用する場合は、金融機関から住民票の住所を購入物件の住所とすることを求められることがあります。理由として、所有権移転登記をする際に住民票上の住所にするため、所有者の住所を購入物件の住所と一致させたいからです。しかし、実際にまだ購入物件に入居していないのに、転入届を受理することに異論を唱える市区町村役場もあるので、事前に金融機関や市区町村役場に相談しておくと安心です。

現金で購入する場合は実印と印鑑証明書は不要

実印と印鑑証明書は本人だと確認するために必要なものです。しかし、不動産物件を現金で購入する場合は、売主は買主がたとえ本人でなかったとしても、現金が得られれば損をすることがありません。こうした理由から実印と印鑑証明書は不要です。

現金が用意できず住宅ローンを利用する場合は、融資をする相手が買主本人であると金融機関で確認しなければならないため、実印と印鑑証明書は必要になります。

まとめ

注文住宅を建てる際に必要な書類は、本人確認書類、購入申込書、住宅ローン借入申込書、団体信用生命保険申込書兼告知書、源泉徴収票・確定申告書、住民票、印鑑証明書、物件に関する書類、住宅ローン契約書、抵当権設定契約書です。必要書類を準備するタイミングは、注文住宅の購入申込時、売買契約時、住宅ローンの申込時・契約時、注文住宅購入時・引渡しの4つに分けられます。必要書類に関する注意点は、住宅ローンを利用する場合は、金融機関から住民票の住所は購入物件の住所を求められることや、現金で購入する場合は本人確認が必要ないため、実印と印鑑証明書は不要だということです。

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