理想のワークスペースを手に入れよう!注文住宅の書斎作りのポイント
書斎をもつことに憧れたことはありませんか?プライベートな空間や趣味のスペース、あるいは秘密基地のような自分だけの場所など、その使い方は多岐にわたります。今回は、注文住宅における書斎作りのポイントを、タイプ別に解説。各タイプのメリットやデメリットを把握しながら、ぜひ理想のワークスペースを手に入れてください。
書斎の間取りのタイプごとの特徴
書斎と一口にいっても、さまざまなタイプが存在します。こちらでは大まかに3つに分け、それぞれのタイプを紹介します。施工時の参考にしてください。
個室タイプ
個室タイプは、部屋として独立していることが特徴です。部屋に扉があるため、日常生活とは切り離されたスペースを作ることができます。また、生活の騒音から遮断されるため、仕事など重要な作業に集中する際に支障がありません。
このタイプでは、カウンターや本棚などの固定家具を設置するだけでなく、自分の理想に合わせた書斎を考えることも楽しみのひとつです。
オープンタイプ
オープンタイプは、リビングや寝室などの一部分に書斎スペースを設けるパターンです。この場合、カウンターや家具を設置することになります。パーテーションや収納家具を使って半個室のような状態を作り出すことも可能です。
とくに子供のいる家庭では、家族の存在を感じながら作業ができるというメリットがあります。家事の合間に書斎を利用できる動線があれば、より効率的です。
セミクローズドタイプ
あまり聞き慣れないタイプ名ですが、セミクローズドタイプも存在します。このタイプは扉を設けず、一部を壁などで仕切る形状です。個室タイプとオープンタイプの中間的なスタイルといえるでしょう。
完全に閉鎖された空間ではないため、さまざまなメリットがあります。たとえば、キッチンの横にセミクローズドタイプの書斎を配置すれば、壁がないため料理の合間に作業を行うことが容易になるのです。
注文住宅に書斎は必要?メリット・デメリットをそれぞれ知ろう
書斎はかつて読書などのための居室として使われてきましたが、現代では仕事部屋や趣味部屋など、さまざまな用途に利用されるようになりました。では、注文住宅に書斎を設けることにはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
注文住宅に書斎を設けるメリット
書斎をもつことで得られるメリットのひとつは、自分だけの特別な空間を楽しむことができるという点です。仕事や資格の勉強、趣味の追求、自己啓発など、さまざまな活動に最適でしょう。個人の作業効率向上にもつながります。
また、オンとオフの切り替えがしやすいため、日常生活にもメリハリが生まれるのです。心に余裕ができると、新しいことに挑戦したくなるでしょう。自分の好きなものに囲まれたプライベート空間を楽しみながら、充実した毎日を過ごしてください。
注文住宅に書斎を設けるデメリット
一方、書斎にはいくつかのデメリットもあります。まず、書斎を設けたにもかかわらず、あまり使用せずに物置になってしまう可能性があるでしょう。つまり、住宅内にデッドスペースが発生することになります。結果として、書斎を活用しない場合は、家族との時間が減る可能性があるというということです。自分だけのプライベート空間を求める一方で、家族を軽視することは避けなければなりません。間取りや費用の面でも無駄を避けるために、自分にとって本当に書斎が必要なスペースであるか再確認してみてください。
注文住宅の書斎作りのポイント・注意点
最後に、書斎を作る際の設計のポイントと注意点をまとめてみましょう。まず、もっとも重要なポイントは、広すぎないスペースを確保することです。
実は、書斎には1帖程度のスペースでも充分な設計が可能。実際に、3帖以下で充分だと感じる声も多いほどです。広すぎると、集中力を欠いたり、閉塞感を感じずに作業ができないというジレンマが生じる可能性があります。
また、書斎の使用時間帯なども考慮して計画を進めてください。たとえば、寝室と書斎が組み合わせられている場合でも、書斎を主に夜間に使用する場合、家族が眠ってからの騒音や明かりの使用をためらうことがあります。
その結果、将来的には作った書斎がただの収納スペースになってしまう可能性もあるでしょう。まずは、具体的にどの時間帯に何を行いたいのかを計画することが大切です。
さらに、インターホンの音が聞こえるか、コンセントの位置が使用目的に適しているかなど、見落としがちなポイントにも注意してください。これらの問題は完成後に対処できますが、事前に計画しておくことで後悔しないようになります。
書斎の設計には、自分のニーズと環境を考慮することが重要です。広さや使い方を具体的に計画し、快適な作業環境を実現しましょう。
まとめ
書斎作りには、入念な計画が不可欠であることが明らかになりました。単なる憧れだけで進めてしまうと、無駄な結果になってしまう可能性があります。
自分の理想だけでなく、家族の生活スタイルなども考慮しながら、どのようなタイプの書斎が最適かを慎重に検討しましょう。自分たちの時間や費用をかけて実現させるマイホームですので、ぜひ使い勝手の良い理想的な書斎を実現してください。