注文住宅の外観選びのコツとは?注意するべきポイントも解説!

公開日:2022/02/01   最終更新日:2022/02/08


住宅の印象を大きく左右するのが家の外観です。外観はその家の第一印象であり顔ともいえるので、できれば失敗したくないですよね。ここでは注文住宅を建てる際の外観選びのコツと、注意するべきポイントについて紹介します。これから注文住宅を検討している人は、ぜひ外観選びの参考にしてみてください。

注文住宅の外観デザインの種類

外観はデザインによって印象が大きく変わってきます。現在人気のデザインはどのようなものなのでしょうか?ここでは外観デザインの種類を5つ紹介します。

シンプルモダン

現在新築住宅で多く採用されているトレンドの外観です。直線的なシルエットが多く、装飾も少ないため清潔感のあるデザインになっています。コストを抑えながら設計できるところも人気の一つ。流行に影響されにくいので、年数が建っても昔のデザインという印象になりにくいです。

和モダン

和モダンも現在人気のデザインです。瓦屋根を使うなど和の雰囲気を感じながらも直線的な形状や白と黒のはっきりしたカラーを使っていて、現代風にシンプルでスタイリッシュなデザインとなっています。

洋風モダン

洋風の家を現代風にして装飾を控えたデザインです。シンプルながらもベランダやバルコニーなど洋のテイストを残しつつ日本の風土に合わせているので、周りと違和感なくなじみます。南欧スタイルや、北欧スタイルが人気です。

洋風

海外の家をモチーフにしたデザインで、ドアや窓はアーチ状になっていて、外壁はレンガやタイルが特徴的です。ログハウスなど外国でみられる要素を取り入れると、より個性が際立ちます。種類としては、アメリカンスタイルやニューヨークスタイルなどがあります。

和風

伝統的な日本ならではの建築を活かした和風デザインです。引き戸の玄関や三角屋根の「切妻屋根」は、どこか懐かしさを感じます。日本の気候に合わせてつくられているので、湿気がたまりにくく快適に過ごしやすいです。

注文住宅の外観選びのポイント

住宅の外観はデザインだけでなく、素材の質や間取りなど総合的に見て決めることが大切です。ここでは外観の選ぶ際のポイントについて紹介します。

■外観のコンセプトを決める

外観を決めるにあたって、まずは家のコンセプトを決めておきましょう。コンセプトが決まっていないと、和風の窓にアメリカンテイストな外壁など統一感のないデザインになってしまいます。気になる外観をできるだけ集めると、コンセプトが絞りやすく家族とも考えを共有しやすいです。

■外観の色は3色まで

外観の色で家の印象は大きく変わります。外壁は白やベージュなどは明るく、黒やグレーを選べばシックな印象の住宅になります。複数の色を使いたいという場合は、雨どいなどの細かいところを含めて3色までに抑えることがポイントです。複数色にする分配色バランスは非常に重要です。検討している場合は実際の家を見て参考にするとよいでしょう。同色系を選ぶと自然でまとまりのある色合いになります。

■壁の素材は耐久性もチェック

壁の色だけでなく、外壁の素材も選び方で印象が変わります。壁材で代表的なのが「窯業(ようぎょう)系サイディング」や「外壁タイル」「塗り壁」です。また、外壁は常に雨風にさらされるので、耐久性も視野に入れておくことが大切です。それぞれデザインや耐久年数が異なるので、好みだけでなく全体を踏まえたうえで選びましょう。

■窓の大きさや配置は日当たりや風通しを意識して

窓も外観の印象を決めるデザインの一つです。窓には縦長や横長といった形だけではなく、FIX窓のような開閉できない種類があります。FIX窓は採光以外にも気密性や防犯にすぐれていて、かつスマートでシンプルなので取り入れやすいです。

一方、換気ができないため、配置には気をつけなければなりません。またお隣さんが近い場合、窓の高さが一緒だと目が合ってしまい気まずくなってしまうこともあります。周りの状況も踏まえたうえで窓の種類や大きさ、配置を選びましょう。

注文住宅の外観を選ぶ際に注意するべきポイント

理想の外観をつくるためにも、できるだけ失敗は避けたいところです。ここでは外観を選ぶ際に注意するべきポイントを紹介します。

■壁の色はできる限り確認する

色は手元の小さいサンプルを見るだけでは実際の色と違うイメージを持つことがあります。そのためできるだけ住宅展示場などで大きいサンプルを確認するか、同じ色を使っている家を見せてもらうようにしましょう。

また天気や季節によっても色は変わりやすいので、いろいろなシチュエーションで確認することをおすすめします。

デザインにこだわりすぎない

一生に一度の家づくりなのでデザインにはこだわりたいところ。しかし、デザインばかり意識してしまうと、家の性能が劣ってしまうことがあります。本当は必要な雨戸やひさしなど、デザインを優先して撤去してしまうと、いざ住み始めてから後悔してしまうかもしれません。

またこだわるほど金額が上がってしまうので、住宅設備に予算を回せなくなり快適性に欠ける家が完成してしまう可能性もあります。性能と予算を見ながらデザインを選ぶようにしましょう。

■補償を確認しておく

どれだけよい業者に家を建ててもらったとしても、完成後に不具合が生じる可能性は充分ありえます。そのため何かあったときに対処してもらえるのかどうか、確認しておくことをおすすめします。

■メンテナンスの時期を確認する

家に長く住み続けるならば外観のメンテナンスは必須です。外壁に関しては素材と耐久年数などによりますが、大体は築10年でメンテナンスが発生します。メンテナンスは想像以上にお金がかかるうえ、複数素材の外壁にするなど、こだわればこだわるほど費用も上がってしまいます。

さらに立地条件が厳しいところだと、メンテナンス時期が短くなる可能性も。家の購入費とメンテナンス費用だけでなくライフスタイルも考慮したうえで、自分に合った外観づくりをしていきましょう。

まとめ

住宅の外観はその家の第一印象といっても過言ではありません。そのため、できるだけ外観づくりはこだわりたいところです。外観を選ぶコツや注意点に気を付けたうえで、自分の理想の家づくりを目指してくださいね。

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